※次期指導要領案(パブリックコメント)

次期の学習指導要領(小学校は2020<平成32>年度から、中学校は21<同33>年度から)をめぐっては、歴史について江戸時代から「鎖国」がなくなったり、古代の「聖徳太子」に「厩戸王(うまやどのおう)」という本名が加わったりする変更があったことが話題になりました。

今までの「鎖国」でも、出島でのオランダや中国との貿易を扱っていたのだから、便利な「鎖国」という用語を無くすのはどうなんだろうな。現実に、ポルトガル船や出島以外の接触は禁じていたし、異国船が多数現れてから接触をできるだけ無くす措置を取ったのだしねえ。鎖国の名前が変わっただけで教える内容は何も変わらないみたいじゃないか。
なるほど、それじゃ、江戸時代に薩摩藩とか、土佐藩は存在しなかった。薩摩中将家中とか、松平土佐守領分とか称すべきではないか。弘文天皇も淳仁天皇も考える必要がある。鎖国より、時代錯誤は駄目よ。
むしろ鎖国は残しておくべきだと思う。オランダ、中国からの交易に限定されたが国際的な文化、文明に触れた。そして天下泰平の中、独自の文化を育んだ。だがオープンだったわけではない。イメージとしても「鎖国」は言い得て妙がある。
高校生の時、日本史の授業で先生が「鎖国は、日本が世界から遅れる原因になり、マイナスだったと教科書に書いてありますが、私はそう思いません。」と静かに話しました。衝撃をうけました。記述は、一つの説です。これをきっかけに日本史が好きになり、大学で日本史を学びました。教師は、教科書で教えますが、教科書を教える存在ではありません。